一般的にメモリカードの製品寿命が言われることがありますが、
記憶容量やデータサイズ、書き換え頻度、使用期間などの条件により、寿命が異なります。
メモリカードの内部は、データを格納する「セル」と、データの出し入れを制御する「コントローラー」で構成されています。
「セル」には、データの出し入れを制御する「コントローラー」から放出される電流を絶縁するための「絶縁膜」があります。
この「絶縁膜」は、データの書き込みや消去のために「コントローラー」から放出される電流を通過させる役割や、電源を切ってもデータが消失しないように、セル内に電子を保持する役割を持ちます。
しかし、「絶縁膜」への電流の通過を繰り返すことで、「絶縁膜」から電子が漏れ、劣化が進行します。
劣化が進むと、データの欠損や消失、記憶容量の消失などが発生する可能性があります。
そのため、メモリカードへのデータの保存や書き換えを繰り返すことは避け、長期間保存が必要な場合は、ハードディスクや光ディスクなどへバックアップを行い、大切なデータの喪失を防ぐよう注意してください。
※データの読み込みでは、「絶縁膜」に電流を通過させることなく、データを格納する「セル」が並んだメモリ基板に電流を通してデータを読み出すため、「絶縁膜」の劣化を直接促進することはありません。
※「絶縁膜」の劣化とは別に、メモリ基板やコントローラーなどの実装部品の故障により、データの出し入れができなくなる場合もあります。
※一部のメモリカード製品には、誤った値が記録されている場合に、正しい値に訂正できる「ECC機能」や、データを格納する領域が集中することによる劣化を防ぐために、データを分散させる「ウェアレベリング機能」を備えたものがあります。これにより、信頼性や長寿命性が高まることが期待されます。